スペシャルインタビュー

竹田好洋
Yoshihiro Takeda

2011.11.4
自身のフットサル経験を生かし、地元・神奈川に特化したフットサル専門フリーペーパー「SMiLE神奈川」を発行する竹田さん。地域はもちろん県リーグの選手名鑑の発行や情報サイトを運営し、神奈川の多くのフットサラーに愛される「SMiLE」。今年6月には事業規模を広げ、新たに「SMiLE TOKYO」を刊行。更に多くの人に地域や選手に密接したフットサル情報を発信しています。今回は竹田さんのフットサル、SMiLEに込めた熱い想いをお聞きしました。

フットサルとの出会いは、最初は高校までサッカーをしていたので、その同級生と始めたのがきっかけでした。今、神奈川県1部リーグにいる「ノーブレイクス」というチームです。昨年関東1部のベストファイブに選ばれた中川 晋太郎(コロナフットボールクラブ権田)など、実力のある選手も所属するチームでした。最初は遊びで蹴りはじめたんですよ。良くワンデイ大会に出て、そのうち神奈川県3部リーグを目指すようになりました。当時の県リーグは今のようなオフィシャルリーグの大舞台というイメージはなく、本当にワンデイ大会の延長のような感覚でした。僕、ニューバランスの靴で試合に出てたんですよ(笑)そこで優勝して、2部参入戦の時に初めてフットサルシューズを買いました。予選を通過して、決勝ラウンドには神奈川の強豪チームが出てましたが、運よく2部に上がる事ができて、そこから自分の競技人生が始まりました。1部に上がってからコロナフットボールクラブ権田に移籍して、3年間ほど県のトップリーグでプレーしました。権田に移籍して、その1年後くらいから、SMiLE刊行の準備が始まりました。

もともとJRの職員だったんですけど、そこで働きながら大学に通わせてもらえる機会があって、会社ベンチャーの勉強をさせてもらったんですね。そこで今もお世話になっているベンチャーの恩師に出会いました。その方と話したときに、自分に何ができるのかと考え、今一緒に仕事をしているスタッフと一緒に、せっかくなら自分たちの好きなボールを扱う仕事をしよう、と始めたのが「SMiLE」でした。最初はA4で8ページ程の冊子でした。イラストレーターの使い方もわからなくて、パワーポイントで作ってましたね。第一号はミリオネア(関東2部)と権田のキャプテン対談とかでした。それが2年半前ほどのことです。

これまでフットサルと関わってきて一番印象に残っているのは、先ほどお話しした、自分がプレーしていた頃の神奈川県リーグ2部参入戦の時の事ですね。選抜に選ばれるような選手がたくさんいるチームがいる中で勝ち抜いた事や、夜中に公園で練習したり、近辺のチームの選手を集めて技術向上会などを開いて切磋琢磨していたので、その時期のフットサルについては非常に印象に残っています。2部に上がった時はとても感動しました。もちろん関東リーグで勝った時や負けた時もそうだったんですが、仕事でもないのに、趣味でやっていることでも泣けるほどの情熱を注ぎこめるという事に関して、こういう気持ちを応援したいと思ったのが、スマイルを始めるきっかけでした。

スマイルを始めてからは、出会った人全員が思い出です。スマイルの読者さんに「スマイル見てます」「応援してます」「取材にきてくれてありがとうございます」など言ってもらえるようになって、その一言一言が、言ってもらったその気持ちだけでやってよかったなと本当に思える、そういった一期一会の出会いが素晴らしく嬉しいです。スマイルを始めてから信じられないくらい人脈が広がって、JRで生きてたらこんなに色んな人達と出会う事はなかったなと毎日のように思うし、毎年のように思います。実はこれは報告なんですけど、昨日(11月3日)入籍したんです。その後すぐに東京都リーグの取材に行って、報告のブログを見た選手や観客の方などもわざわざお祝いの言葉をかけてくれたりしてくれました。

「SMiLE」は、フットサルをしている人たちに喜んでもらえるものを提供して、名前の通りみんなに笑顔になってもらえる事が目的です。そこで伝えたいのは、SMiLEサイトを代名詞として上げるのなら、「人の心、人の想い」という部分ですね。試合結果や情報を載せるだけならどこのサイトでもできる。スマイルじゃなくてもいいと思うんですね。だから結果ではない部分、どういった想いで試合に臨んでいるのかという事を伝えたい。
自分もそうですが、関東1部でプレーしていた頃は、他には絶対に負けないという想いで、仕事をしながらも練習して、身体的にも辛い時期などもありました。地域リーグでもFリーグの選手でも一緒だと思うし、そういった想いをどんどん発信していきたいと思っています。

以前にミリオネアの笠本健太選手を取材したときの話なのですが、彼のお父さんは高校の時の亡くなっているんです。ずっと彼のサッカーを教えてくれたのはお父さんでした。「フットサルは大変だけど、続けることが親父に対する恩返し」だと言っていました。その話を聞いた時僕はすごく泣いたんですよね。そういった想いを持ってフットサルをしている、ということを知った時点で、彼に対する見方が全然変わりました。関東2部の、何気ないプレーでも、そんな想いを抱えてプレーしているのだと思うと応援したくなる。そういう風になってくると、結果だけじゃないフットサルの面白さがどんどん出てくる。そういった僕が感じた感動、夢を少しでも皆さんに発信して知ってもらうことで、フットサルが盛り上がってくるといいなと思っています。SMiLEのできる範囲でできる限りのことをしていきたいです。

また競技者だけでなく、フットサルを楽しむ全ての方に喜んでいただける、笑顔になっていただけるようなサービスをどんどん展開していきたいです。

ネット社会と言われ、人間としての関係性が薄れたという方もいますが、僕は逆で、むしろ沢山の方と出会うチャンスが生まれたと思っています。

ネット(SMiLE)で繋がってリアル(会場、イベント)で繋がるという最高のツールを活かして、SMiLEとしてまずは皆さんのフットサルライフを充実していただけるように、そしてそこからSMiLEの代名詞でもある「心、思い」を通じて、その方の人生、ライフ全体が充実していただけるように、微力ながらお手伝いが出来たらと思っています。

竹田好洋
Yoshihiro Takeda
1981年12月05日生
株式会社エフクオーレ
フリーペーパーSMiLE

竹田好洋

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